お子さまの場合、歯科医院の雰囲気に慣れずに怖がったり泣き出したりする子が多いため、一度目の来院では治療を行わない歯科医院もあります。しかし当院では、必要であればできる限り治療を行うようにしています。なぜなら、緊急を要する場合もあれば、放置することで悪化する場合もあるからです。
たとえ無理やり治療をしたとしても、子どもというのは柔軟です。何度目かの治療では自分からチェアに座ることができるようになります。どうしても治療ができない場合は、全身麻酔ができる歯科センターをご紹介することもできます。
当院にはキッズスペースを完備。治療を頑張ったお子さまにはプレゼントも。お子さまも通いやすい環境をご用意していますので、お子さまの歯のトラブルでお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
お子さまの予防処置として、歯や骨によい影響を与えることで知られるフッ素を歯に塗ります。フッ素を歯に塗ることは、歯の石灰化を促したり、細菌の活動を抑制させたりといった効果があります。定期的にフッ素を塗布することで、むし歯を予防することができます。
ムーシールドとは?
ムーシールドは、
反対咬合の早期初期治療に用いる機能的顎矯正装置です。
透明のお皿のような形をした装置で、口の中に入れた状態で舌を装置の上にあげると、下顎が後ろへひっばられ、上顎の前歯は舌に押されて前へでようとします。
料金:49,500 円(税込)
ムーシールドの効果
<効果>
- ・逆被蓋の改善を促します
- ・舌圧と口唇圧のバランスを保ちます
- ・舌を高位に保ちます
しっかりと時間をかけて装着していただくと、早期ならこの装置で効果がでます。
<装着時の注意事項>
- ①基本的には夜間の装着で、半年から1年間使用して経過を見ます。(夜間以外もできるだけ使用して下さい)初めのころは寝ている間に口から落ちることもありますが、慣れてくれば、出なくなります。
最初は違和感がありますが、1~2週間で装置には慣れることが出来ます。
- ②口に入れたとき、口唇を閉じるようにお子さんに指導して下さい。
舌が所定の位置に納まっているか、使用し始める時にはご注意下さい。
- ③毎日就寝中口の中に入れておくようにして下さい。
保護者様の就寝前にお子さんの様子をご確認していただき、口の中からこの装置が外れてしまっているようなときは、軽くすすいてから口の中に戻してあげて下さい。
- ④口の中から外したら十分すすいで装置を毎朝洗浄し、保管容器に入れていつも決まった場所に置くようにして下さい。
- ⑤歯科医院にご来院する際は、この装置を忘れずにご持参下さい。
この装置の影響て歯、歯肉、口蓋部、口の周辺の筋肉、舌に痛みがでた、あるいは様子がおかしいと思われるときは、お電話下さい。
- ⑥ムーシールド治療で治っても、歯並びの状態によっては、次の段階の治療が必要になるケースもございます。定期的に検診を受けて歯並びの状態を確認していきましょう
お子様のムーシールド使用は、保護者様の協力も必要となってきますので、お願い致します。
何かご不明な点ございましたら、当医院まてお電話下さい。
仕上げ磨きは小学6年生まで
幼児の頃は仕上げ磨きをしていた保護者の方も、小学校に上がる頃には子どもに任せっきりという場合があります。しかし、お子さまだけに歯みがきを任せていると、どうしても磨き残しができてしまいます。せめて小学校を卒業するくらいまでは、仕上げ磨きをしてあげましょう。もしお子さまが嫌がるようなら、週に一度だけでも結構です。
ただし、忙しい生活の中でお子さまのお口のケアばかりを気にするのは大変な負担です。また、ご自宅で完璧なケアを行うことは難しいため、ぜひ定期的に来院ください。保護者の方の負担を少しでも減らすためのフォローをいたします。
切り方、焼き方を工夫して噛む習慣づけを
幼少期からよく噛む習慣をつけることは、キレイな歯並びや正しい噛み合わせを作るためにはとても大切です。しかし、子どもによく噛んで食べるように言っても、なかなか思うように噛んでくれないものです。
そのため、たとえばよく噛まないと飲み込めないよう野菜を少し大きめに切って工夫したり、ハンバーグを少し固めに焼いたりすることで、自然と噛む習慣をつけてあげましょう。よく噛んで食べることは、顎の成長にも影響します。
食べる回数をコントロール
よく「甘い物を食べるとむし歯になる」と言われます。確かにむし歯の元となるミュータンス菌のエネルギー源は糖分ですが、糖分はご飯やパンにも含まれています。そのため、甘い物を摂らないようにしても、むし歯の予防にはあまり効果がありません。ポイントは食べるタイミングです。何よりもいけないのは、だらだらと食べ続けることです。
1回で終わる食事を5回に分けて食べれば、それだけでむし歯になるリスクが5倍になります。食べ物の種類や食べる量以上に、食べる回数をコントロールしてあげましょう。