6月休診日情報

お休みの日はピクニックやお出かけなど、小旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
さて、今月の『歯っぴ~通信』で取り上げるQ&Aは、口腔内のトラブルについてです。

Q.口内炎などができた。原因は?
【こんな場合が考えられます】
1. アフタ性口内炎など
噛んでしまったり、歯ブラシなどで口の中を傷つけた後にできたケース
2. ヘルペス性口内炎など
体調が悪い、お口の中の不衛生が原因で細菌やウイルス感染を起こしたケース
3. 口腔がんなど
口の中の腫瘍や全身疾患が原因となるケース
Q.歯茎が腫れた・膿が出る
【こんな場合が考えられます】
1. 歯周病
歯茎に炎症が起きているケース
2. 外傷
魚の骨などが刺さっている、切ったなどのケース
3. 粘膜疾患・口腔がん
口腔の粘膜の病気、腫瘍やがんに罹患しているケース
もし似たような症状があった時は、早めに歯科医院で治療を受けてください。
こういった口腔トラブルに関しても、定期的にメインテナンスを受けていると早期発見につながったり、未然に防止しやすくなったりします。
ジメジメした季節も健やかに過ごせるよう、今のうちに準備をしておきましょう!
5月の壁面装飾は「こいのぼり」です。
ご来院の際はぜひご注目ください。

こんにちは。院長の柳谷です。
5月5日はこどもの日ですね。
この時期に飾る五月人形には、
病気などの災いから守ってくれるように、
といった願いも込められています。
しかし、幼いうちは病気にかかりやすく、
特に目に見えないウイルスによる感染症は
十分な注意が必要です。
中でもお口の中に違和感や痛みを覚えた場合、
その原因はウイルスの感染であることが
多くあります。
とりわけ幼児期にかかりやすいものも多く、
感染すると、慣れない症状に
戸惑うことも考えられます。
そうならないためにも、
今回は代表的な症状と、治療法をご紹介します。
◆ヘルペス性口内炎
単純ヘルペスウイルスに
初めて感染したときに発症する病気です。
6歳以下の子どもに多く、
感染してから4~5日で発症し、
発熱や全身のだるさがあらわれます。
お口の中の症状では
「口内炎が複数できる」「歯ぐきが赤く腫れる」
「粘膜や舌に水ぶくれができて痛い」
などが代表的です。

治療は安静が基本で、
抗ウイルス薬の飲み薬や
塗り薬が処方されます。
ただ、痛みで食事が取れないほど重症な場合は、
入院のうえ、点滴などで栄養を補いつつ、
治療が必要になることもあります。
◆帯状疱疹(たいじょうほうしん)
子どもの頃にかかった
「水ぼうそう」のウイルスが、
体調不良や免疫力の低下をきっかけに
再び活動し始めることで起こる病気です。
体の左右のどちらかに
痛みやかゆみをともなう
発疹があらわれるほか、
チクチクと針で刺されたような
痛みが生じることがあります。
お口の中では、
左右どちらかに赤みや水ぶくれが
帯状にあらわれるのが特徴です。
治療には抗ウイルス薬や
痛み止めのほか、
口内を清潔に保つために
うがい薬やトローチなどを用いることもあります。
◆ヘルパンギーナ
コクサッキーウイルスA群による感染症で、
1~4歳の子どもに多く、
夏に流行しやすいのが特徴です。
症状としては発熱のほか、
喉の奥に赤みや水ぶくれができ、
つぶれると小さな潰瘍になります。
喉の痛みが強くなると、
食事や哺乳が難しくなることも
少なくありません。
ただし、1週間程度で自然に治ることが多いため、
基本は水分や栄養の補給を欠かさず、
必要に応じて痛み止めなどを使用します。

◆手足口病
コクサッキーウイルスや
エンテロウイルスによる感染症で、
1~5歳の子どもに多くみられます。
感染から数日後に、手足や口に
小さな水ぶくれができるのが特徴です。
また、発熱を伴うこともありますが、
長期的に高熱が続くことは
通常はありません。
ヘルパンギーナと同様に、
お口の中やその周りに水ぶくれができると、
痛みで食事や哺乳が難しくなることもありますが、
多くの場合は自然に治ります。
また、症状が強い場合は、
痛みや発熱をやわらげる治療を行います。
◆気になる症状は
早めに歯科医院でチェックを
お口の中に症状がでるウイルス疾患は、
初期の段階で口内炎やむし歯の痛みと
区別がつきにくいことも少なくありません。
そのため、対処を間違えると
かえって重症化するおそれもあります。

お口に関する症状で判断に迷うことがあれば、
まずはお早めに当院へご相談ください。
やなぎだに歯科
やなぎだに歯科当院はご家族皆さまで通っていただける、地域に根差した歯科医院を目指して平成17年に開業しました。当時の甲子園界隈は大手商業施設や住宅地がまさに誕生しようとする最中であり「地域密着型の歯科医院」という私の想いを実現するのに理想的な場所でした。
開業以来、おかげさまで近隣にお住まいの方々を中心に、ご家族皆さまで通える歯科医院としてお子さまからご高齢の方まで多くの患者さまに来院いただいています。これまでの歯科医院のような暗くて怖いイメージをできるだけ排除した「明るく、親しみやすい歯科医院」として、これからも皆さまの歯の健康をお守りいたします。